2009年12月17日

野焼き

野焼き(のやき)は、野山の植生を焼くことである。主に半人工の植生を維持するためになされるが、半永久的に農地として供するためになされることもある。
日本では、春先のまだ草本の新芽が出ない時期に、野山の枯れ草を焼く。山焼きとも言う。
日本の自然の状態では酷寒地を除き、草原は森林へと遷移する。野焼きを行うことで、この遷移が止まり、草地のままに維持される。また、有機物の蓄積を減らし、無機塩類とすることで新たに出る若草のための肥料とする効果があるとされ、また、害虫を焼き殺す効果もあるものと考えられてきた。古くから、日本人は、野山を草地として継続的に利用するために、野焼きを行っている。

森林法により、森林等の野焼き(法律用語では「火入れ」)を行う場合はその所在地の市町村長の許可を得なければならない。

また、平成13年施行の廃棄物の処理及び清掃に関する法律およびそれに基づく「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」により、風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却や、農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却など以外は禁止されている。同法により違反した者は五年以下の懲役若しくは一千万円以下の罰金又はその両方を科せられる。

コインの秘密
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こどもの歌
版画
バレエ
ジーンズ
植物園
スノーモービル
絵画
産科学
1977年3月25日、福岡県北九州市小倉南区平尾台での野焼きで、強風による飛び火で山林火災が発生し、207ヘクタールの山林・原野を焼損、消火作業中の消防士5人が死亡した。
2009年3月17日、大分県由布市湯布院町の原野で行われた野焼きで、参加者4人が焼死し2人が重軽傷を負う事故が発生した。当日は乾燥注意報が発令されており、市条例で火入れが禁止される状況であったが、市も消防署も慣例により条例違反を黙認していた。目撃証言によれば、現場では火災旋風とみられる現象が発生していたという。

2009年12月01日

妖狐

妖狐(ようこ)とは、読んで字のごとく狐の妖怪のこと。
日本各地に残る昔話においては狸などと並んで、人間や他の動物に変身するなどして人を化かす。まれに助けてくれた人間に恩返しをしたりもする。
封神演義などで有名な妲己に化けた千年狐狸精も、この類とされる。

狐霊には、大きく野狐(やこ)という、いわゆる野良の狐と、善狐(ぜんこ)という善良(とされる)狐の二つの種類がある。善狐の中でも稲荷神の神使を御先稲荷と呼び、神に仕えるもので当然 妖怪ではない。妖狐とは野狐のみを指す。また、野狐で人に危害を加えないものもあれば、善狐で性質のよろしくないものもある。野狐と善狐は非常に仲が悪いとされる。

玉藻前に化けた白面金毛九尾の狐は、野狐の中でも人に危害を与えるランクの高い妖狐として知られ、悪狐(あっこ)とも呼ばれる。それゆえ九尾の狐を悪狐と呼ぶ場合もあるが、善狐でも尻尾が9本あれば九尾である。中国では「山海経」に人を食うという九尾の妖狐が紹介される反面、古くは優れた王の出現の予兆ともされた。
翻訳
頭痛
おつまみ
フードテーマパーク
ラグビー
理学療法
鳥類
ダーツ
戯曲
公務員

赤狐(せきこ)
神道系。また、通常の毛色の狐を「赤毛」と形容する場合がある。
白狐(びゃっこ、はくこ)
白い毛色を持ち、人々に幸福をもたらすとされる、善狐の代表格。稲荷神社に祀られている狐も、ほとんどが白狐である。安倍晴明の母親とされている狐も白狐である。神道系。
黒狐(くろこ、こくこ)
黒い毛色を持つ。北斗七星の化身と呼ばれている。中国の類書『三才図会』では、北山に住む神獣であり、王者が太平をもたらしたときに姿を現すとされている。

2009年11月27日

自国単独の技術力で求める兵器の開発が可能

自国単独の技術力で求める兵器の開発が可能か否かが重要な要素となり、国内での独自開発が難しい場合は他国との共同開発や、外国から兵器そのものを購入すること、製造技術の購入[出典 4]、ノックダウン生産やライセンス生産を行なうことになり、外国製兵器の模造を行なう国もある。また、他国の技術を購入してこれを改良する場合[出典 5]もある。一方で、コストよりも国内メーカーの技術育成などを考慮し、あえて自力開発やライセンス生産を行う場合もある。

兵器全体や主要部品を自国内で生産せずに他国からの輸入に頼る場合には、何らかの事情でその入手が困難になった場合に、保守整備や修理などに支障が出るリスクが考慮される。
絵画
産科学
九州
トライアスロン
インダストリアルデザイン
債券
沖縄
セパタクロー

上場

近年は電子機器類の多用などから、兵器の開発・製造コストが高騰する傾向にある。この為、F-35の開発の様に、ほぼ同一の機体構造を用いながら様々な派生タイプの機体を開発する統合打撃戦闘機(JSF:Joint Strike Fighter)計画や、NATOのように軍事同盟を結び、一国では賄いきれない兵器コストを相互に補完しあう[4]ことで削減する試みも行なわれている。陸軍・海軍・空軍に分かれていた兵器も、20世紀末からはミサイルやレーダーといった技術から相互の共通化が顕著になり、21世紀には当初から2軍で共通する兵器開発が行なわれることが珍しくなくなっている。

兵器を保有する場合は、国内世論や周辺国、同盟国等の理解も得ねばならない。軍備の大幅な増強や、核兵器、空母、潜水艦の新規保有といった戦力バランスの変更が起きる場合は、周辺国の緊張を生じる危険がある。

2009年11月13日

朝廷政策

信長と朝廷との関係については、対立関係にあったとする説(対立説)と融和的な関係にあったとする説(融和説)で学界は二分されている。朝廷の代表者である正親町天皇と信長の関係については、織田政権の性格づけに関わる大きな問題であり、1970年代より活発な論争が行われてきた。1990年代以降は、今谷明が正親町天皇を信長への最大の対抗者として位置づけた『信長と天皇』を上梓し、桐野作人・立花京子らが実証研究に基づく本能寺の変「朝廷黒幕説」を提示するなど、本能寺の変の真相研究などと絡んで論争が活発になっている。

ただし、残存史料が不完全なこともあり、信長と朝廷の出来事をめぐっては全く違う解釈が可能である。

谷口克広は、いずれかの説をとる研究家を以下のように分類している。

対立説…秋田弘毅、朝尾直弘、池亨、今谷明、奥野高廣、立花京子、藤木久志、藤田達生
融和説…桐野作人、谷口克広、橋本政宣、堀新、三鬼清一郎、山本博文、脇田修
以下、信長と朝廷との関係についての論点と双方の説について述べる。

つみれくん
テントウムシ
ドロンパのロマン
ないしょ話
ねこチーズ
パイン健康情報
はだかの王様
ハッピーの条件
パンジー経済アクセス
ピカピカの高校生
天正元年(1573年)12月に信長より譲位の申し入れがあり、天皇もこれを喜んで受諾した。しかし、年が押し迫っていたため譲位は行われず、結局信長の死まで譲位は行われなかった。

「対立説」…朝尾、今谷、奥野、藤木ら
信長は朝廷に対しては金を出すだけでなく、口も出し、信長の言いなりにならない天皇と対立した。

2009年11月02日

漁獲量

農林水産省の漁業・養殖業生産統計年報によると、遠洋漁業の漁獲量は2000年の91万7000トンから2004年の68万6000トンまで急激に下がっている。2004年時点では2000年の75%までさがった。ただし、沖合漁業(69%に減少)や沿岸漁業(81%に減少)と比較すると、とくに遠洋漁業だけが衰退しているのではないことがわかる。

遠洋漁業と沖合漁業の不振は全魚種別で、最大の漁獲高となっているマイワシが66万1000トン(2000年)から5万トン(2004年)に急減したことが大きい。マイワシは1986年に104万トンの最高漁獲高を記録した後、減少する一方である。
一輝は一期一会
黄昏ネット同盟
花かげ
学園忍者
鬼の約束
金魚花火
幻のオムライス
今日も下駄がなる
子育て母さんのきららチャンの奮闘記
秋葉原でお買い物

日本における漁船の隻数は34万3411隻(2004年、農林水産省)である。遠洋漁業に分類される漁法は、ほとんど100トン以上の漁船を用いて行われており、100トン以上の漁船は全体の1%にも満たない。

闇金融や振り込め詐欺といった経済犯罪で被害者への脅迫の常套句にもはや外界から絶対に見えない治外法権の生き地獄という意味で「遠洋漁船に乗せる」「マグロ漁船に乗せる」といった表現がある。これらについては各メディアで「船員免許も無い多重債務者を高度な技能を要する漁船乗組員に出来るはずがない」と伝えられているが、海外の黒社会を通じた人身売買で日本の主権が及ばない便宜置籍船に乗せられ監禁状態で強制労働を強いられる例はあり得るのでブラフだと侮るのは危険である。

2009年10月23日

贈賄罪

前条第一項又は第三項に規定する賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(破産法第274条第1項)。

破産法第273条第2項、第4項又は第5項に規定する賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(破産法第274条第2項)。

破産者(個人である破産者に限り、相続財産の破産にあっては、相続人。以下この条において同じ。)又はその親族その他の者に破産債権(免責手続の終了後にあっては、免責されたものに限る。以下この条において同じ。)を弁済させ、又は破産債権につき破産者の親族その他の者に保証をさせる目的で、破産者又はその親族その他の者に対し、面会を強請し、又は強談威迫の行為をした者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(破産法第275条)。
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更年期障害
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ボウリング
救急医学
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喜劇
エレクトロニクス
電子工学
ホッケー
毒性学
アニマルセラピー
30代のライフスタイル
あなたを送る日
イカ君PCチューナー
エンターテイメント日誌
おはじき
かつぶしまん

第265条、第266条、第270条、第272条及び第274条の罪は、刑法(明治四十年法律第四十五号)第2条の例に従う(破産法第276条第1項)。
第267条及び第273条(第5項を除く。)の罪は、刑法第4条の例に従う(破産法第276条第2項)。
第273条第5項の罪は、日本国外において同項の罪を犯した者にも適用する(破産法第276条第3項)。

2009年06月22日

戦場に於ける地雷原の突破

戦場に於いて地雷原を突破する際には以下のような方法が取られる。

地雷処理用の専用機材を用いる
もっとも望ましい方法であり、前述の地雷処理戦車や地雷処理用の機材(地雷原処理用のロケット弾発射機等)を使用する。以前は、戦車の前方方向に伸びた機材で対戦車地雷を捜索し爆破するスネークが使用されたこともある。また地雷の探知に第二次世界大戦から使用され始めた金属探知機を用いる方法もあるが、これは木製地雷等の金属の使用量が極めて少ないものに対しては効果を発揮できない。
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地雷原に銃砲撃を加える
砲兵部隊の支援が受けられるならば、地雷原に砲弾を撃ち込み地雷を誘爆させるという方法もある。これは砲兵でなくとも、進撃する戦車自身が搭載砲で道路を射撃することもある。また露出している地雷に対しては遠距離から対物ライフル等で銃撃を加えることで安全に処理する。現在は大型の狙撃銃として知名度の高いバレットM82も元々は爆破物処理機材としてスウェーデン軍に採用されたのが始まりである。その他にも、エル・アラメインの戦いで、悪魔の園と言われた二重三重に埋めてあるドイツ軍の対戦車地雷をイギリス軍が砲撃を加えて爆破処理した例もある。
歩兵の一般装備を用いて地雷を処理する
上記のような方法が取れないとき、歩兵がスコップやナイフを用いて地中を探り、地雷を除去(単にマーキングだけに留めることもある)する。地雷は一定以上の圧力が加わらないと爆発しないので、ナイフ等でコツコツ叩く程度では安全である。
ただし地雷の中には除去する人物をも対象にしたものがあるので注意が必要である。例えば信管が複数存在する地雷や、ある一定の角度以上に傾けると爆発する地雷がある。また、そんな機能を備えていなくとも地雷を二重に設置し、下の地雷の信管を上の地雷に結ぶ・箱型地雷の蓋の下やクレイモア地雷の足に手榴弾を仕掛けるなど、除去しようとした人間が地雷を持ち上げれば仕掛けが爆発する、無力化しようとする人間を標的とした一種のブービートラップも存在する。
非人道的な方法を用いる
上記のような「正攻法」ではなく、敵の捕虜や一般市民を背後から銃で脅し、部隊の先頭を歩かせるという方法がある。第二次世界大戦の東部戦線では独ソ両軍で見られた光景である。また人を使うのではなく動物を使う方法もあるが、こちらは成功しないことが多い(あらぬ方向に走っていく)。但しこれらの方法では重量の関係で対戦車地雷に対する効果は薄い。
無視する
悠長に地雷を処理していられる時間のない緊急時に於いては「踏んだら不運と諦めろ」という様に地雷の存在を無視して行動することもある。また、人命が軽視される、あるいはできうる体制下にあっては、「十個の地雷があっても、十一人の兵士がいれば必ず突破できる」という考え方がなされる場合もある。これは、ノルマンディー上陸作戦のオマハF地区での戦闘に例が見られる。

2009年06月05日

葛西氏(かさいし)は、陸奥国の大身

葛西氏(かさいし)は、陸奥国の大身(数郡規模の国人領主)。鎌倉時代に武蔵国・下総国の御家人・豊島氏の一族の葛西氏が陸奥に所領を得て土着した。戦国時代には奥羽の有力な戦国大名に数えられたが、豊臣秀吉の奥州仕置の際に大名としては滅亡した。

葛西氏初代の葛西清重は平姓秩父氏一族の豊島氏当主豊島清元(清光)の三男で、下総国葛西御厨(東京都葛飾区の葛西城を中心に江戸川区・墨田区などの伊勢神宮の荘園)を所領とした。清元・清重父子は源頼朝の挙兵に従って平氏討伐に参加して御家人。清重は奥州合戦で武功を立て、奥州藤原氏が滅ぶと奥州総奉行に任じられ、陸奥国(後の陸前国)に所領を得た。江戸時代の地誌では、奥州に入った清重は、奥州藤原氏の本拠地である平泉ではなく、石巻の日和山に城を築いて本拠にしたとされる。だが、清重自身は奥州の安定をみてから鎌倉で幕府重臣として活躍した。この頃の葛西氏の正確な動性は伝わっておらず、石巻と鎌倉を往来する領国経営だったと推測される。

南北朝時代には本拠地を従来の石巻から登米郡寺池に移したと推測される。但し本拠地の移転は鎌倉時代には、既に行っていたとする説もある。また本拠地を石巻から寺池に移転した過程や経緯は、現在をしても全く以って不明であり、推測の域をでないのが現実である。事実としてはっきりしている事は、この頃に勢威を拡大し、鎌倉時代から引き続き奥州の有力守護としての地位を確保した。
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室町時代から戦国時代初期にかけて石巻に本拠を構える「石巻系葛西氏」登米郡に本拠を構える「寺池系葛西氏」に分裂し内紛状態にあったが、寺池系葛西氏であり、葛西家宗主であったとされる葛西満信が宇都宮氏広との争いで領地の拡張に成功し、伊達氏と結んで統一を回復すると、隣国の大崎氏と徹底して対立する。

しかしこの抗争は決着がつかず、また伊達氏庶子を養子として迎え入れたためその介入と家臣団の混乱を招き、かえって葛西氏の勢力を衰退させた。

また、有力家臣である浜田氏の独立、浜田氏と熊谷氏(気仙沼熊谷党)との相克と領国における豪族の統制もうまくいかないようになり、第17代当主にあたる葛西晴信のときに豊臣秀吉の小田原征伐に参陣しなかった事を咎められ、改易された。

その後慶長2年(1597年)、晴信の死去で大名としての葛西氏は滅亡した。葛西氏の終焉については異説もあり、晴信は秀吉の奥州平定軍と果敢に戦い、戦死したとも伝わる。

2009年05月02日

生態系を構築する試み

生態系は、理想的には外部からの太陽エネルギーの供給のみで、その中に生物群集の生存を維持するしくみと見ることができる。このことは、その群集の構成員として人間を捉えれば、人類が生き延びるしくみそのものである。

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たとえば、空想的ではあるが、他の星までの宇宙旅行を考える。当然ながら長い年月がかかるので、その間に必要な食料、水、空気をすべて持参することはできない。これを解決する方法として、当然考えられるのが、生態系を作ればよい、というものである。宇宙船内で植物が育ち、それを食べて動物が育ち、それらの一部を食料とし、排泄物などの処理もそれらに任せるわけである。 想定外の様々なトラブルを起こしながらも、1991年からアリゾナ州オラクルで行われた「バイオスフィア2」をはじめ、実際にこのような意図での実験が行われてもいる。しかし、理論的にはできるはずであるが、実験的にこのような系を構成することは、なかなかに困難であって、次第にバランスを崩すことが多い。これらの実験における失敗例では、分解者などとして機能している微生物の活動量を低く見積もりすぎ、次第に閉鎖環境内の酸素濃度が低下して、実験打ち切りに至っていることが多い。

ところが、物質の出入りを完全に排除し、出入りするのはエネルギーのみとすることを意図しなければ、このような系を作るのは実に簡単である。たとえば藁の煮出し汁などをフラスコに入れ、池の水を一滴垂らす。たちまち細菌類が増殖し、水は濁るが、1週間もすると水は澄んできて、原生動物が出現したことがわかる。そのまま放置すれば藻類やワムシなど、出現種数は次第に増加し、そのまま口を閉じておいても、長い間これらの生物は共存し続ける。これは、ごく簡単な生態系の再現である。なお、この際、瓶の口を綿栓などで覆った場合は空気の出入りは自由になるので、密閉容器内にこれを入れれば真に隔離した系が得られる。この場合、囲い込まれた空気の量が多いほど、安定が長く維持される傾向があるという。内部における微小な変動を弾力的に受けとめられることによるとも言われる。


2009年04月18日

卿(きょう、けい)

卿(きょう、けい)は中国・日本の官位制に於ける高位の官職、及びそれに由来する呼称。

官位・官職

中国の天子・諸侯の家臣の最上位。大夫のうち重職(相)についたもの。
日本の平安時代から江戸時代まで続いた律令制下における官職で、省の長官の地位を著す職名(八省卿)。
明治時代の太政官における各省の長官。
呼称

日本の三位以上または参議以上、大納言以下の官職にある人への敬称。例:山科言継卿。なお、律令官制下の大臣以上にある人への敬称は「公」である。これらの貴族を総称して公卿という。
西洋などで爵位を有する人、または勲功爵などの爵位・称号に叙せられた人への敬称。"Lord" の和訳。
君主が臣下を呼ぶ際に使用する呼び名。
同輩以下の人への呼び名。「貴兄」と同じニュアンス。この際の発音は「けい」。

日本の場合
公卿に対する敬称として、氏の下に朝臣、名の下に卿を付けて敬称とする。その場合、大抵は官位をつけて呼ぶことが多い。名字が成立すると、例えば「山科大納言藤原朝臣言継卿」のように、名字の下に官位を付け、その下に氏、姓(朝臣)、名、敬称(公・卿)を付けて敬称とした。

また、八省卿である中務卿、式部卿、兵部卿などの官職についた皇族は、?卿宮と尊称された。

なお、時代が下るにつれ、名字の下に卿を付けたり、「越前卿」(結城秀康)のように、領国に卿を付けて敬称とするケースも出てきた。

西洋の場合

イギリス
イギリスでは主に男爵以上の爵位を保持する貴族への敬称である Lord(女性の場合は Lady)の訳語である。主に騎士(ナイト)に対する敬称である Sir の訳語として用いられる場合もしばしば見られるが、Lord との混同を招く用法であり適切ではない。
ダイバ いそべ シーアル ミュート メドレー チェンジ プロミ らんぶー キンシ トラッ ライター リモート サモエー セーブル マットレス ピナツボ ママ 大莢種 ゾーン デーモン ラミネート かむかむ ユー わらび リュージュ ネーション ターバン プリス ザック ドラドン リロート かみのく トーク フェナ メンター マトン ステビア リペア スナップ ツイスト ズー シング おにぎり デタント ほくとし ファイ マダム セオリ フィット マガダ

スペイン
スペインでは Don(女性の場合は Doña)がこの用語に当たる。ただし Don は国王に対しても用いるため、イギリスの Lord より対象は広い。

目下への呼称
目下への呼称として使用される例は、中国や日本などに限定され、この場合には公卿の卿とは概念を異にする。とりわけ、発音では「けい」と言う。やや丁寧にした場合は貴卿(きけい)である。

卿が付く官職用語
公卿 ― 参議または三位以上の官職にあった貴族。公家とも。
上卿 ― 太政官の行う諸公事を指揮する公卿のこと。
御三卿 ― 徳川将軍家の連枝(一門)で、御三家に次ぐ格式を有した家、または当主を指す。
アイルランド卿 ― イングランド王によるアイルランドの君主号。英語の「Lord of Ireland」の訳であるが定まった訳語ではない。
護国卿 ― イギリスのピューリタン革命において成立した政府の最高官。オリバー・クロムウェルが就任し、子のリチャード・クロムウェルもこの職にあった。
枢機卿 ― キリスト教に於けるローマ教皇の最高顧問。枢機卿団を形成し、司教枢機卿、司祭枢機卿、助祭枢機卿の三階がある。

主要な「卿」の使用例

人物
卿公円成(義円) ― 源頼朝の弟で義経の同母兄。父の源義朝が平治の乱で倒れると、大蔵卿一条長成の継子となり、その後出家したことから、このように呼称された。
ホーホー卿 ― 第二次世界大戦の際、ナチス・ドイツがイギリスに対して行った謀略放送のアナウンサーが名乗っていた名前。
卿二位 ― 後鳥羽天皇の乳母、藤原兼子。父の藤原範兼が刑部卿。
リシュリュー卿 ― フランス絶対王政を支えたリシュリューが悪役として『三銃士』に登場。
ダービー卿 ― 競馬でオークス・ダービーを開催したダービー伯エドワード・スミス・スタンリーのこと。これ以来、競馬にダービーというレース名が定着した。
リットン卿 ―「ポンペイ最後の日」で知られる小説家。同作が邦訳された際には「リットン卿」の名で出版された。孫のヴィクター・リットン はリットン調査団の団長。

手記・伝記録
『言継卿記』 ― 戦国時代の公卿、山科言継の日記の、後世における呼び名。
『忠直卿行状記』 ― 結城秀康の嫡男で福井藩主の松平忠直を主人公とした、菊池寛の小説。
『ガウェイン卿と緑の騎士』 ― 14世紀のイギリスの頭韻詩。
『エルギン卿遣日使節録』 ― 江戸時代末期に日英通商修好条約を締結するため来日したエルギン卿の記録。岡田章雄訳
『銀河英雄伝説』 ―銀河帝国側では、相手を「卿」と呼ぶ場面が多い。 (「呼称」の3、4番目の使い方)

事件
廷臣八十八卿列参事件 ― 日米修好通商条約締結に反対した88人の公卿が座り込みを行った事件。
七卿落ち ― 江戸時代末期に尊皇攘夷派の公家が幕府の圧力で九州に落ちていった事件。